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生誕100年記念 渡辺貞一展

– 生誕100年記念 渡辺貞一展 –
– 100th Anniversary Teiichi Watanabe –
今年で生誕100年を迎える渡辺貞一。
青森で生まれた渡辺貞一は、長兄の突然の死に「人間は死ぬものだ。生きているうちに好きな絵を描こう」と心に決め、本格的に勉強を始めました。
上京し、絵の修行をするも喀血で倒れ療養のため帰郷。 その翌年、海軍要員として南ボルネオに出征。その後、欧州を巡遊し帰国します。
病に伏すまで描き続けた作品は、鳥、月、野の花、少女、川原などをモチーフにし、丹念に白土を塗り重ね大胆に削り掘り起こされたマチエールからは、濃密な憂愁に満ち、作家の高い精神性が感じられます。
絵に幾度も生命を救われたという渡辺は、つねに作品の中に「生」と「死」の世界を見つめ続けました。今なおファンを魅了し、その画業が改めて注目されている作家の生誕100年を記念し、展覧会を開催します。
≪略歴≫
 1917 青森市に生まれる
 1944 海軍要員として、南ボルネオに渡る
 1945 タラカン島で激戦の後、ジャングルへ逃れ、奇跡的に生き残る
 1955 東京で第1回目の個展を開く
 1958 国画会会員に推挙される
 1964 欧州巡遊
 1976 法隆寺の壁画の技法にヒントを得た釘描による作品を制作する
 1980 胃ガン発病のため入院
 1981 死去
 1982 渡辺貞一遺作展実行委員会によって「渡辺貞一遺作展」が、青森で開催される
≪展覧会情報≫
【東美アートフェア】
  10月13日(金)11:00~20:00 
  10月14日(土)11:00~18:00 
  10月15日(日)11:00~17:00
   ※入場料:一般1000円 前売り 700円

【銀座店】
  10月3日(火)~10日(火)
  10:00~19:00
【大阪店】
  10月18日(水)~25日(水)
  10:00~18:00 (日祝休)