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作家プロフィール

Ichinen Somiya

曾宮 一念

1893年東京生まれ。
東京美術学校にて大下藤次郎や藤島武二らに学ぶ。早くからその美的感覚は同時代の画家たちから注目されており、中村彝や佐伯祐三とも親交があった。
自然をこよなく愛し、日本の風景を描き続け、信州、静岡、阿蘇や桜島など、海や山、雲や溶岩などの題材に取り組んだ。
明快で生き生きとした色彩、のびやかで闊達とした描線が生み出した独自の画風は、日本のフォービズムの一典型を示すこととなった。
78歳で視力を失ってからは数多くの随筆や書を発表した。

略歴

1893年
9月9日、東京日本橋に生まれる。本名、下田喜八。まもなく曽宮家の養子となる。
1907年
早稲田中学時代、日本水彩画研究所の日曜講習へ通う。
1911年
東京美術学校(現東京芸大)西洋画科に入学。藤島武二に師事。
同級生に寺内萬次郎、小絲源太郎らがいた。
1914年
今村繁三の支援を受け始める。
第八回文展に「酒蔵」が入選。
1916年
今村繁三の縁で、洋画家・中村彝を知り以後兄事する。
1920年
下落合にアトリエを構え、中村彝、佐伯祐三、前田寛治らと親しく交わる。
1921年
洋画家・鶴田吾郎と画塾「どんたくの会」を始める。
1924年
緑内障による不眠、頭痛などの症状に悩まされる。
1925年
「冬日」が二科展樗牛賞を受賞。
1931年
二科会会員となる。
1935年
二科会を退会し、独立美術協会会員となる。(翌年退会)
1936年
国画会に入会。
1943年
随筆集「夕ばえ」を刊行する。
1945年
静岡県富士宮市に疎開。終生を富士宮でおくることとなった。
1949年
九州へ旅行。桜島に魅せられる。
1958年
随筆「海辺の溶岩」が日本エッセイストクラブ賞を受賞。
1963年
緑内障により右眼を摘出。なおも描き続ける。
1967年
航路欧州へ。多くのスケッチを描く。
1971年
左眼失明。文筆活動に専念する。
1983年
初の歌集「へなぶり火の山」を刊行する。
1992年
静岡新聞社より「画家は廃業」を刊行する。
1994年
12月、逝去。享年101歳。