ARTISTS

作家プロフィール

Kanemon Asai

朝井 閑右衛門

大阪市南区生まれ。本郷洋画研究所に学ぶ。25歳の時、二科展に初入選し頭角を現した。
戦後は日展の審査員になったが、立ち上げに参加した新団体の新樹会を中心に発表を続けた。油彩を塗り重ねた色彩豊かな独創的作風を展開し、バラや電線、道化などに興味を持ち、繰り返してモチーフにした。
常に画壇の第一線で活躍しながら画集もなく、個展もほとんど開かなかった特異な奇才画家として知られる。

略歴

1901年
和歌山県に生まれる。本名は浅井實。広島県立広島商業学校中退。
1919年
上京。本郷洋画研究所に学ぶ。
1926年
二科展に初入選。
1934年
光風会、帝展に入選。
1936年
文展鑑査展で「丘の上」が文部大臣賞受賞。
戦後は大河内信敬、川端実、須田剋太らと新樹会を結成し、精力的に出品。
1950年
日展審査員となるが出品せず、同年からも離れた。
1952年
日本国際美術展や現代日本美術展に出品。
1962年
国際形象展同人。
1983年
神奈川県鎌倉市で逝去。享年82 歳。