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作家プロフィール

Shoko Uemura

上村 松篁

上村松篁は、近代美人画の確立者である上村松園の一人息子として、1902年に京都で生まれる。6歳の時、文鳥を飼い、その美しさに感動し松篁は鳥の美に目覚める。
13歳で京都の美術学校に入り、特待生に選ばれる。19歳で帝展に初入選。明るい色彩で清雅な花鳥画を描いた。

略歴

1902年
京都市中京区四条御幸町西入ルに生まれる。母は上村松園。
1920年
京都市立美術工芸学校絵画科卒業。京都市立絵画専門学校入学 。同時に西山翠嶂に師事、画塾青甲社入塾。
1924年
京都市立絵画専門学校卒業。研究科入学。
1929年
第9回帝展に「蓮池群鴛図」を出品、特選受賞。
1930年
京都市立絵画専門学校研究科修了。
1933年
長男淳(淳之)生まれる。帝展推薦、無鑑査に推挙。
1947年
日展審査員に推挙。
1948年
日本画の在野団体、創造美術結成。
1949年
京都市立美術専門学校教授就任。
1959年
「星五位」芸術選奨文部大臣賞受賞。
1967年
「樹下幽禽」日本芸術院賞受賞 。
1973年
勲三等端宝章受章。
1974年
新制作協会日本画部は新制作協会離脱。創画会結成 。日本芸術院会員に推挙。文化功労者。
1984年
京都市名誉市民に推挙。文化勲章受章。
1994年
上村松園・松篁・淳之の作品を収蔵する松柏美術館会館が開館。(奈良市)
2000年
98歳で逝去。