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作家プロフィール

Takeji Fujishima

藤島 武二

日本画を学んだ後に洋画へ転向。
初期は黒田清輝ら外光派の影響を大きく受け、その後浪漫主義的画風を展開していく。
4年間の渡欧で西洋の絵画伝統を吸収し、晩年は単純化された中に装飾性のある風景画を手掛けた。
皇室の学問所を飾る油彩画の依頼を受けると、「日の出」をテーマに10年の歳月をかけて描き上げた。
時流に押し流されることなく日本の油彩画を追求し続け、自己の芸術を開いていった画家であり、東京美術学校や本郷洋画研究所、日本洋画壇の重鎮として指導的役割を担うなどその功績は大きい。
第一回文化勲章を受章した。

略歴

1867年
薩摩藩士藤島賢方・たけ子の三男として鹿児島に生まれる。
1877年
鹿児島中学校に入学。
四条派の平山東岳について日本画を学ぶ。
1884年
洋画を学ぶために上京するも一年ほどで帰郷。翌年再び上京。
周囲の説得もあり、円山派の川端玉章に入門。
1886年
東京仏蘭西語学校に入学。1888年まで在学する。
1890年
当初の志望であった洋画に転向。翌年、山本芳翠の主宰する生巧館画学校で本格的な洋画の指導を受ける。
1893年
明治美術会第5回展に出品し、森鴎外の賞賛を得る。
三重県尋常中学校助教諭として赴任。
1896年
白馬会の結成に会員として参加する。
東京美術学校西洋画科助教授に任命される。
1901年
「明星」に表紙絵を提供、1905年まで続く事になる。
1904年
藤島洋画研究所を自邸に開設する。
1905年
文部省から絵画研究のため4年間のフランス、イタリア留学を命じられる。
1906年
私立アカデミー・グランド・ショーミエールと、国立美術学校の専科に学ぶ。国立美術学校ではフェルナン・コルモンの指導を受ける。
1910年
東京美術学校教授に任命される。
1912年
岡田三郎助とともに本郷洋画研究所を開設。
1937年
第一回文化勲章を、竹内栖鳳、横山大観、岡田三郎助ともに受賞する。
1943年
脳溢血のため本郷の自宅にて逝去。75歳。