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作家プロフィール

Tatsushiro Takabatake

高畠 達四郎

1895年東京都生まれ。慶応義塾大学理財科( 現・経済学部) に入学するも画家を志し中退。
渡欧中はアンドレ・ドランやモイーズ・キスリングなどのフランスモダニズムを吸収し、サロンでの出品を重ねた。
帰国後は独立美術協会を設立し、以後同会を中心に活動。表情豊かな筆致と調和のとれた味わいある色彩が特徴。率直な自然観照をもとに、素朴で詩情漂う風景画を数多く描いた。

略歴

1895年
東京神田に生まれる。
家族の反対があったが慶応義塾大学を中退し、本郷洋画研究所で学ぶ。
1919年
光風会初入選。
1921年
帝展入選。
渡仏。学友で美術家の福島繁太郎、仏文学者の鈴木信太郎と再会。 また、藤田嗣治、海老原喜之助らと親交を深める。
1928年
帰国。小石川に住む。
1929年
梅原龍三郎のすすめにより国画会展に出品。
1930年
独立美術協会創立に参加、同会会員となる。
1931年
石川文子と結婚。
1933年
熱海に家を建てる。
1943年
8月から10月まで従軍する。
1944年
熱海に疎開。
1951年
東京芸大講師となる(翌年に辞任)。
1952年
「暮色」に第3回毎日美術賞が贈られる。
1953年
戦後初めて渡仏。
アンドレ・ドランを訪ね念願を果たす。 結婚当時の約束通り、文子夫人とパリに落ち着く。
1955年
日本国際美術展で佳作賞。
1964年
武蔵野美術大学教授となる。
パリ、イタリアに滞在。その後度々渡欧し制作を続ける。
1976年
歿。享年80歳。