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作家プロフィール

Yasuo Kazuki

香月 泰男

山口県生まれ。東京美術学校で藤島武二に学ぶ。
2年半の従軍生活と1年半のシベリア抑留生活をもとに、その半生をかけ生み出した黒褐色のマチエール。それによって紡ぎ出された代表作、「シベリア・シリーズ」。
その生々しさと力強さは、まるで祈りのように胸に迫る。
その反面、決して癒えない傷は身近な生命に対する慈愛の源泉となって、自然を温かく描いた。
日本の洋画を代表する「生命の画家」。

略歴

1911年
山口県三隅村(現長門市)に生まれる。
1931年
東京美術学校西洋画科入学。藤島武二に学ぶ。
1936年
同校卒業後、北海道庁立倶知安中学校(現倶知安高等学校)の美術教師として着任。その後、山口県立下関高等女学校(現下関南高等学校)に転任。
1943年
戦地招集。ハイラルで軍隊生活を送る。従軍中も、常に絵具箱を持ち歩いた。
1945年
敗戦後シベリアに抑留。1年半に渡り強制労働を課され、飢えと寒さと過労という極限状態を経験。
1947年
帰国。
1955年
方解石を砕いた粉に茶色の絵具を混ぜ墨を塗った、独自のマチエールを見出し、「これでシベリアが描ける」。
1956年
ヨーロッパ外遊後、「シベリア・シリーズ」を次々と発表。
1969年
第一回日本芸術大賞を受賞。
1974年
故郷、三隅町で死去。享年62歳。遺族により「シベリア・シリーズ」45点が山口県に寄贈される。