ARTISTS
作家プロフィール
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作家プロフィール
Kana Komata
小俣 花名
小俣は「FACE」展にて優秀賞を受賞。
今後のアートを見渡す上で必須と思われる、東アジアのアイデンティティの一つでもある墨を用い、作家の身近な「今」を描き出す。
特筆すべきはその造形で、現代を生きる我々にとって極めて身近な漫画的造形を平面鑑賞絵画に昇華できている点である。
漫画的表現を芸術として突き詰める表現は数多あり、漫画をさらに洗練させたようなアニメ原画的表現も数多みられるのは周知の通りであるが、時代の趣味趣向の変化を想定すると、芸術として扱われる期間への疑問符も付きまとうことになる。一方で、漫画家が平面絵画を描く場合には、どうしても漫画のキャラクターのイメージを大きく脱することが難しく、純粋な芸術としての鑑賞には高いハードルがある。
小俣の作品はそれらの何れでもなく、ごく自然に、身近な「今」をよく観察しよく描き込み、今に生きる我々にとっての身近な漫画的造形で描き出している。そしてその濃密な描き込みの奥には、独特の温かみのある人間への眼差しがあり、観るものを飽きさせることがない。
略歴
1997年
東京都出身
2019年
武蔵野美術大学 造形学部 日本画学科 卒業
2021年
武蔵野美術大学 造形研究科 修士課程 美術専攻 日本画コース 修了
2023年
武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 博士後期課程 造形芸術専攻 第3学年在学中
主な個展
2021年
小俣花名 個展(コート・ギャラリー国立, 東京)
2022年
My sweet home(下北沢アーツ, 東京)
主なグループ展
2016年
二十歳の輪郭(中札内美術村 北の大地美術館, 北海道)
2018年
第41回三菱商事アート・ゲート・プログラム(MC FOREST, 東京)
江戸表具研究会・表粋会二十周年記念特別企画 掛軸と絵画のミライ展~美大生×表具師による軸装の可能性~(田中八重洲画廊, 東京)
2019年
アートと遊ぶみんなの展覧会(羽村市生涯学習センターゆとろぎ, 東京)
奏−日本画選抜展−(銀座スルガ台画廊, 銀座)
2020年
FACE2020(損保ジャパン日本興亜美術館, 東京)
第46回三菱商事アート・ゲート・プログラム(MC FOREST, 東京)
武蔵野美術大学 日本画学科 有志展示「灼灼−しゃくしゃく−」(コート・ギャラリー国立, 東京)
第22回雪梁舎フィレンツェ賞展(雪梁舎美術館, 新潟/東京都美術館, 東京)
第二回 掛軸と絵画の未来展~美大生と表具師 紙文化を未来につなぐ~(田中八重洲画廊, 東京)
2021年
第30回 奨学生美術展(佐藤美術館, 東京)
第6回 宮本三郎記念デッサン大賞展−明日の表現を拓く−(小松市立宮本三郎美術館, 石川 / 世田谷美術館 区民ギャラリーA・B, 東京)
2022年
第7回 雪梁舎 風の会展2022 フィレンツェ賞展受賞作家展(雪梁舎美術館, 新潟)
絵画のゆくえ2022 FACE受賞作家展(SOMPO美術館, 東京)
2023年
風の会 フィレンツェ賞展入賞作家小品展(雪梁舎美術館, 新潟)
ITOGUCHー武蔵野美術大学日本画学科卒業生5人展ー(UNPEL GALLERY, 東京)
第10回 郷さくら美術館 桜花賞展(郷さくら美術館, 東京)
格物开新·中日韓当代芸術展(貴州美術館, 中国)
第19回 世界絵画大賞展2023 入選者展覧会(東京都美術館, 東京)
第8回 石本正日本画大賞展(浜田市立石本正美術館, 島根)
主なアートフェア
2023年
ART FAIR TOKYO(東京国際フォーラム, 東京)
東美アートフェア(東京美術倶楽部,東京)
主な受賞歴
2012年
学内コンクール展 努力賞
2013年
学内コンクール展 入選
別冊フレンド第509回BetsuFure マンガセミナー Aコース
ジャンプSQ 第11回クラウン新人漫画賞 最終候補
2016年
中札内美術村企画公募展 「二十歳の輪郭」 最優秀賞
2018年
第41 回 三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
2020年
FACE 2020 損保ジャパン日本興和美術賞 優秀賞
第46回 三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選
第22回 雪梁舎フィレンツェ賞展 優秀賞
2021年
第6回 宮本三郎記念デッサン大賞−明日の表現を拓く− 特別賞「美しき未来にむけて」
第30回奨学生美術展 アワガミファクトリー賞
2023年
第19回 世界絵画大賞展2023 大賞